ゴラン高原
（イスラエル）
（中東戦争・地雷問題・和平交渉・ワイン生産）

イスラエルの領土問題 パレスチナをユダヤとアラブの国家に分けようをした１９４７年の国連分割案はアラブ側に拒否された。１９４８年第１次中東戦争が終わる頃には、パレスチナの大部分（７７％）をイスラエルが掌握し、残りの大部分はヨルダンが手にいれ、エジプトはガザ地区を占領した。１９６７年の６日戦争でイスラエルはさらに多くの領土を獲得する。ガザ地区・ヨルダン川西岸地区、ゴラン高原は、イスラエルの占領下におかれたままである。シナイ半島は、１９８１年にエジプトに返還された。

ゴラン高原、未だに、たくさんの地雷が埋もれているこの地でワイン造りが行われている！！（撮影・淳郎）

	第３次中東戦争の激戦地にぶどう園が！！ イスラエルの北に位置し、シリアとの国境になっている高原です。以前はシリアがここに大砲をすえてイスラエルをバンバン撃っていました。この場所はイスラエルの水源地帯でもあり、シリアとの戦略上非常に重要な地域であります。この高原からはイスラエルが一望に見渡せるし、夜に反対を向けばシリアの首都ダマスカスの灯が見える戦場には勝敗を左右する重要地区です。 そこにワインを造るための“ぶどう畑”が。　素晴らしいぞイスラエル。見直したぞイスラエル！！！
ゴラン高原ワイナリー正面玄関に立つ淳郎　飲むぞ！ イスラエルのガレリア湖畔のティベリアの街から、ヒッチハイクをしてゴラン高原ワイナリーに到着。　ゴラン高原ワイナリーは、ティベリアの街から３５ｋｍ離れた、カツリン（Katzrin)という街にありガラリア湖の北部に位置し１９７６年に生まれた新しい街である。カツリンはゴラン高原最大の街で人口は３万人強、ワイン工場の他、自動車工場、綿繰り機製造工場、屠殺場、ホテルなどがある。高原のオアシスである。 ゴラン高原ワイナリーは、カツリンに１９８３年に誕生した！！
	１０億円を投資してできたワイン博物館は圧巻！ ゴラン高原ワイナリーの玄関をはいると、イスラエルのワインの歴史、ブドウ畑の化学分析をした土壌の資料、ボトルコレクションなどワインに関する資料が展示されている。もちろん見学は無料である。予約で希望者の人には、ボトリングウォチ（瓶詰作業）の最新鋭の設備から３０００以上もの新樽を使用しての樽熟成へとセラー見学は驚きである！！！
テイスティング・ルームで最高のワインが味わえる！ お勧めワインは以下の通り　参考にしてください　 　ヤーデン・マウント・ヘルモン（赤・白） 下のクラスのこのマウント・ヘルモンを飲めばこのワイナリーの質の高さがわかる 　ガムラ・シャルドネ　or カベルネ・ソーヴィニョン ガムラは、ゴランワイナリーにて、ヤーデンに続く品質の驚きの品質の１本 　ヤーデン・ミュスカ ゴラン高原のマスカット葡萄を醸し、ブランデーを添加して醗酵をとめるフォーティファイド・ワイン。淡いレモン色、ジャスミンの香り、しっかりとした甘味、僕のお気に入りの１本 　ヤーデン・カベルネ・ソーヴィニョン＆シャルドネ これは最高のバイブルワイン（聖書のワイン）！！　飲む価値あり！！
	ヤマカと呼ばれる帽子を頭にのせたユダヤ人店員。ゴランワイナリーのワインショツプ ワイナリーは、最新鋭近代醸造の中、ユダヤ宗教の厳しいしきたりの中、ワインは醸造、瓶詰され出荷される。ワイン造りはユダヤ宗教牧師に認められた人のみ、製造過程から出荷されるまでボトルに手をるれることが出来ないのである。まんがいち、第3者がボトルに手を触れることがあれば、ワインは出荷されない。 ワイナリーの年間生産は（プレミアムワイン・ブレンドワイン・スパークリングワインを含め）約380,000ケース。他に、イスラエルに欠かせない団体組織、キブツ（集団農場）とモシャブ（共同農場）で生産されるイスラエル産の高品質オリーブオイルなども販売されている。

バイブル・ワイン 歴史と文化に彩られたイスラエルの北東に聳え、冬季には雪をいただく海抜2814メートルのヘルモン山。その雪解け水はゴラン高原を潤し、ガリヤラ湖へと流れています。ヘルモン山の恵の霧がゴラン高原で育てる葡萄の木々から造られるワイン、それがバイブルワインです。

テイスティング販売所 （テイスティングしながらバイブル・ワインを購入できる） テイスティングは、白から赤、軽い物から重い物へ	思い出の写真 （飲みすぎて何がなんだかわからい淳郎（左）） 酒を愛する者に国境はない！！

最後に淳郎の聖書５９ページから