イタリア北部
(リグーリア州

リグーリアはフランスとの国境からティレニア海に沿って東に伸びる細長い小さな州である。州都は、イタリア最大の港である、ジェノバ(Genova)がほぼ中央に位置している。ジェノバは中世行こう、ヴァネチアと地中海での商圏を争った商港で近世にはコロンブスを生み、現在でもイタリア第一の貿易港である。海に面しているだけ海産物が豊富で,港周辺には魚R調理曽専門とするレストランが多いい。ワインの生産量はイタリア全州のなかで最も少ないが、それでも西の外れでドルチェアックヮ,東の端でチンクェ・テッレを産している。今回、昔からなの知られたチンクェ・ティレを求め観光客に見放されたリグーリア州を訪れた。その時の日記を簡単にまとめてみた。

カルロスとの出会い

今は亡き、友人カルロスの影と段々絶壁のリグーリアのぶどう畑

<1990年6月16日の日記>
今日はフランスのリゾート地、イタリアの国境に近いニースの岩だらけの海岸で目を覚ます。朝9時イタリアのリグーリア州の州都、ジェノバの西、チンクェテッレ(Cinqueterre)に向け出発、午後3時に小さな地中海の沿岸にあるリオマッジオ(Riomaggiore)という駅に到着、駅で、英語と日本語を少し話すイタリア人ハンザムかつユーモアな性格カルロスに会う,彼は、学校の帰り道偶然いあった青年で、この地方のワインについて尋ねたところ、気持ちよくリオマッジオの町を一日ガイドしてくれカルロスからこの地方の生活につたくさんのことについて学んだ。

 段々絶壁の斜面にあるリグーリアの小さなカンティーナ

<1990年6月17日の日記>
今日は、朝段々絶壁のマラローナワイン醸造所を訪れるる途中の山道で、とてもでかいまだ温かい新鮮な人間のうんこを踏んでしまった、おまけにカンティーナは休日で休みと最悪のイタリアの朝であった。午後は丘の上の教会で日本に手紙を書いた。夜は街中のピザリアで食事をした。そこでは周りの皆が食べ物を御馳走してくれた。それから濃家の息子,リッキーと会い彼の老婆の酒場に行き3人でリグーリアの伝説のワイン、シャケットラのワインを飲んだ。


リグーリアのワイン
    リグーリアを訪れたら飲んで欲しいワイン
 チンクェテッレ(Cinqueterre) 白ワイン 辛口
ぶどう品種 − ボスコ60%以上、アルバローラ、ヴェルメンティーノ
色 風味 −  薄い麦わら色、繊細な花の香り、辛口さっぱりしている
備考 − チンクェテレはリグーリア州で最も人気のある辛口白ワインでジェノバ近郊で取れる魚料理とのコンビネーションはブラボーの一言
 シャッケトラ(Sciacchetra)
ぶどう品種 − ボスコ60%以上、アルバローラ、ヴェルメンティーノ
色 風味 − 琥珀色のウイスキー色、酸味の利いたくるみ香、シェリーの甘口オロロソに似てる
備考 − シャツケトラは昔は農夫がぶどうの房を時々回転させて日当たりをよくし、しなびるのを待って糖度を高めてから摘み取った。そこでSciac(回す)Tra(取る)という2語の古語からシャケットラという呼び名がついた。今日では摘み取ったぶどうを棚の上でしなびさせて糖度を高めてから造る。日本には輸入されていない。
 ロッセーゼ・ディ・ドルチェアックヮ(Rossese di Dolceacqua)
ぶどう品種 − ロッセーゼ95%以上、ドルチェツト
色 風味 − 飲んだ事がないのでノーコメント
備考 − リグーリア州で唯一のDOC赤ワイン、日本には輸入されていない

<カルロスのお母さんからの手紙>
   いま,手紙を探しています!!少しお待ちください


                
   ピエモンテ   ロンバルディア   ヴェネット  エミリア・ロマーニャ