2023年7月19日(水)
本日は、座間市議会都市環境常任委員会の委員8名と議会事務局1名(随行員)にて、
石川県、能美市を訪問いたしました。
【研修科目】
⓵企業誘致の取組について
石川県能美市 (市制施行 平成17年12月1日)
人口 49,691人 面積 約84㎢ 外国人登録 1,244名
財政規模 当初予算(令和5年) 約268億円
小松空港10km 金沢港23km 交通アクセスに優れた町。
⓵企業誘致の取組について 説明者 産業交流部 谷田部長
石川県の西部に位置する能美市は、平成17年に3町が合併以来、企業誘致に力を注いでいます。 合併以降の企業誘致は、33社を市外から誘致、34社が工場を増設の実績があり、用地5933777㎡ 主な企業として、 日本ガイシ株式会社 技研株式会社(生産ライン)新産業団地 福島グランパーク等があります。企業誘致の大きな3つのビジョンとして、⓵まちを元気にする ②人口を増やす ③働く場所を増やすが挙げられます。
合併した平成17年以降、2528人雇用人数が増加しており(30.5%増加) 企業誘致により、他市に比べて人口減少の落ち込みが少ないのも特徴で、企業誘致をすることにより、まちが元気になり、税収の増加が見込まれ、ここ約15年で、32%増加しているとのことです。この財源は、企業が設備投資による固定資産税 企業の雇用による税収とのことで、この一般財源を活用し、保育園の誘致 寺井駅、能美駅の駅および周辺整備、防災センターやふるさとミュージアムの整備などにより目に見える形で街の活性化につながっています。今後の展開として、新たに1,000人規模の雇用が見込まれるなか、問題としては人で不足や人材の流出を念頭に対策を行っているとのことでした。
企業誘致にあたり、開設する企業にも手厚い助成制度などがあり、助成制度については、企業誘致に関して最大1企業5億円となっているとのことで、霊峰白山を水源とした手取川が流れており、地下水が豊富、工業用用水を整備し水を提供しているとのことで、工業用水事業会計については、いまは健全な事業を行っている、収益はでているとの力強い土木部長の声がありました。※井戸は6m掘れば水がでる!、また企業誘致で移転してくる企業もあれば、撤退してしまう企業も少なはないとのことで、企業が撤退した後のフォローとして、県と連携をとりながら企業誘致のため情報収集を図りながら新たな企業誘致の展開を図るとのことでした。また、近年ではスマートインターチェンジの開通により、企業誘致にも流通の面で大きなメリットとなっている。今後の展開に注目をし行きたいと思う。