スポーツ振興まちづくり!長崎県・諫早市役所を訪問

2023-01-27

2023年1月27日(金)

 

会派の研修のため、長崎県諫早市 諫早市役所を訪問いたしました。

諫早市の視察事項 

◎スポーツ振興によるまちづくりについて

長崎県・諫早市は、大村湾、有明湾、橘湾の3つの海に囲まれた、長崎県の中央に位置する市。

平成15年に、1市5町が合併した新しい市であります。

市の面積は約342㎢と、座間市の面積の約20倍の広さを誇るなか

人口は、13万2375人(令和4年⒓月1日)とほぼ,座間市と同規模であり

県内において、長崎市、佐世保市について第3位の人口となっております。

 

今回の研修では、諫早市経済交流部・スポーツ振興課、課長をはじめ3名の職員の皆様に

「スポーツ振興によるまちづくり」について、意見意見交換をさせて頂きました。

諫早市では、「スポーツ振興」に関する理念は、「ひとが輝く創造都市」と題し

総合計画の中で「スポーツ振興」を掲げており、他市と同様に健康づくりの一環としての

「スポーツ振興の振興」のみではなく、「地域づくりを活かした観光・物産」として

スポーツを「交流促進による地域活性化」と位置付けているところが特徴です。

スポーツによる交流促進では、①スポーツの拠点施設の整備②生涯スポーツの振興③スポーツスーリズムによる交流人口を掲げており、

機構改革が行われたばかりで、経済交流部のなかの「スポーツ振興課」職員7名(課長含)で

主に以下4つの業務に取り組んでいます。

①スポーツの普及振興②社会体育の振興③体育関係団体の指導育成④体育施設の設置管理

を行っています。

 

私が今回の視察の中で、最も関心をもったものは、④番の「体育施設の設置管理」であります。

市内には、34の施設があり 以下施設の概要であります。

体育館(3)  武道館(4) 多目的グランド(11) テニス場(3)

相撲場(4)  弓道場(1) プール施設(1)  ゲートボール場(1)

サッカー専門競技場(2)  野球専用グラウンド(2)  スケートボード場(1)

以上が人工的なスポーツ施設の概要であるが、

一方、諫早市は、有明海、大村湾、橘湾とM¥3つの海に囲まれた地形を活用した

スポーツ振興の取り組みが、他市にはできないオンリーワンである。

飯盛地区の「結い浜マリンパーク」では、海水浴場でのビーチバレーやビーチサッカー。

諫早湾の「雲仙多良シーライン」では、一直線に伸びる堤防を活用し長距離ランナーやサイクリストのトレーニングとして、

高来地区では、コスモス畑の景観を活用した2,2KMのクロスカントリーコース。

さらには、市内を流れる一級河川(本明川)を活用したボート練習場等。

市内利用者のみではなく、全国各地からスポーツ施設を利用するために

諫早市へ訪問されるとの事で、受け入れのための合宿施設も充実しており、

まさに総合計画の「スポーツツーリズムによる交流人口の拡大」を無限の可能性で実施していることが

伺える。

研修の中での意見交換で、

諫早市では、なぜこれだけ多くの「スポーツ施設」を設置することができたのか??

との質問に対し、平成15年の1町5町の合併において、

合併以前、1町5町において、各々スポーツが盛んで、施設を自治体で運営をし

合併により、1市で数多くのスポーツ施設を維持運営していく方向になったとの明確な説明がありました。

また、スポーツ振興課の担当職員からは、維持管理にあたる職員の数、施設の老朽化による維持管理など

多くの問題も抱えているとの説明もありました。

研修を終え、自然環境を活用したスポーツ振興など、座間市の新田宿地域および

駅前商店会などでもアイデアと工夫で行える可能性を見出して行きたいと思う。

 

最後に諫早市がスポーツ振興として取り組む主な事業を紹介します。

◎Ⅴ・ファーレン長崎ホームタウン事業

諫早市をホームタウンとするプロサッカーチームのJリーグ活動を活用し

スポーツ振興や交流拡大による地域活性化を図る事業 (令和3年度事業決算 6,592千円)

 

◎プロスポーツ連携・交流事業

こども達がプロスポーツ選手当のプレーを「見る」「触れる」ことにより、

青少年へのスポーツの普及や健全育成の拡大を図る事業 (令和4年度予算額 1,500千円)

 

◎本明川(一級河川)ボートコース活用促進事業

本明川下流域におけるボートコースは、全国でも有数のポテンシャルを有すると評価を受けており

ボート競技の合宿等を誘致推進することにより、スポーツツーリズムおよび交流人口の拡大を

推進する事業        (令和3年度事業決算 2,222千円)

 

◎宿泊観光促進事業

市内宿泊に伴うスポーツ大会や合宿、コンベンション等を開催する主催者に対し、助成金を交付し支援、

宿泊客の増加に伴う交流人口の拡大おおよび地域経済の活性化を図り、観光消費額及び観光客数の

増加を目指す事業    (例Wあ3年度事業決算 3,100千円  宿泊延数 3513人 )

 

これらの事業は一部抜粋となります。

 

視察訪問委あたりまして、諫早市議会事務局、スポーツ振興課の職員の皆様 心より御礼申し上げます。

ありがとうございました。