7月3日(火)香川県丸亀市 川西地区
本日座間市議会、企画総務常任委員8名は、
「協働した防災まちづくり活動」についての研修のため
香川県丸亀市川西地区コミニティセンターを訪問いたしました。
以下は、私の研修後の所感、座間市役所議会事務局に提出した内容です。
(1) 行政視察 「地域住民、企業人、大学人が協働した防災まちづくり活動について」
訪問先 香川県丸亀市川西地区コミニティーセンター 2018年7月3日
四国、香川県の海岸線側ほぼ中央に位置する、香川県では高松市に次ぐ第2の都市、人口約11万3千人の「丸亀市」を訪問、市ほぼ中央に位置する南北に5
km、東西に約1km、人口約6000人の
川西地区の「自主防災団体」の取組みを視察いたしました。
この自主防災団体は、地域のコミュニティーを形成し顔の見える街づくりを念頭に、防災活動を行っております。事の発端は、少子高齢化、若者の流出、新しい家族世帯の移住といった環境の変化に伴い、かつて、自治会の加入率が40%と落ち込み、当時、自治会長でありました岩崎現防災団体会長が、平成7年(1955)からコミニティー組織を立ち上げ、平成7年に起こりました「阪神淡路大震災」の災害を教訓に、自分たちの地域は自分たちで守るため「防災部」を数名で立ち上げました。川西地区は地区の中心に、大きなため池がいたるところに存在し、震災時、川西地区の液状化、オーバーフローによる民家の被害を想定し、平成23年(2011)東日本大震災、2016年の熊本地震など現地を視察し災害ボランティアとして教訓を学びながら現在20名で防災活動にあたっています。
組織運営となるものが、自治会費1026世帯分他、市の補助、赤十字、市からの自治会助成、敬老会費の一部から防災の敷材を調達し災害時に備え、地区12か所に防災庫を点在させています。
現実に防災活動を通じて自治会の加入率は、40%から46.9%まで改善されており、防災活動のみではなく、ビラや広告での啓発はもちろん、だれもかって出ることのない、顔の見える近所づきいあの必要性を強く感じる会長自らが、自宅訪問しての加入促進を図る姿には感銘を受けた次第であります。
その自主防災活動を通じて、行政が上手くフォローをし、国の防災功労表彰、地域再生大賞などを受賞しながら地域づくり!街づくりをおこなっています。
座間市においても、民間主導において、「座間災害ボランティアネットワーク」の皆さんが防災を拠点に、普段からの地域との顔の見える関係を構築することに会長自らご尽力をいただいていますが、香川県の丸亀市でも、環境に合わせた災害を想定し、防災を通じて、自分たちの街は自分たちで築き上げる姿を拝見いたしました。「何事もまずは行動してみる!!」という民間主導で行政を引っ張っていく岩崎会長(74歳)の御言葉と姿に感銘を受け刺激をされました。
(写真 自治会館でのブリーフィングと災害ボランティア団体との写真撮影)